海外FXでは「追証」が発生しない?日本との違いを踏まえて詳しく解説

ラプーン

きららちゃん、海外FXでは借金にならないって本当?僕、追証について詳しく知りたい!
追証は海外FXを行う上で覚えておいた方が良いわ。気になる借金になるのかどうかも追証と一緒に説明していくわね!

きらら

海外FX業者においては「追証なし(ゼロカット)」というシステムが採用されています。こ
の記事では「海外FXに興味がある」「追証について詳しく知りたい」という方向けに、海
外FXと追証の関係について詳しく解説していきます。

  1. 追証とは?
  2. 日本と海外での「追証なし」の取り扱いの違い
  3. 「追証なし」のメリットとデメリット

などを重点的に解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

追証をわかりやすく解説

まずは「追証」とはなんなのか?という点を解決していきましょう。ここでは追証について以下の3点から解説をしていきます。

  • 制度概要
  • 追証を払うタイミング
  • 証拠金維持率とは

それでは見ていきましょう。

追証とはどんな制度か

追証とは「追加証拠金」の略称です。マージンコールと呼ばれることもあります。一般的
にFX取引を行う際には、取引によって損失が生じた場合の決済手段として一定額の金額をFX業者へ預けなくてはいけません。

このお金を「証拠金」と呼びますが、証拠金が取引失敗によって一定以上減少すると、FX業者から追加入金を求められます。これが追加証拠金、つまり追証です。

追証を払わなくてはいけないタイミング

追証が発生するタイミングは下記の2点です。

  1. 証拠金維持率が規定の割合より低くなったとき
  2. 証拠金以上の損失が出たとき

①の状況に置かれることをロスカットと呼びます。より具体的に説明すると、ロスカットとは、ユーザーの損失拡大を未然に防ぐためにポジションを強制的に決済するシステムのことです。ユーザーのポジション損益が一定レベルに達したときに、証拠金の額に合わせて自動的に決済が行われます。

このロスカットというシステムによって、ユーザーは致命的な損失拡大を抑えることができます。しかし、レートが急激に変動した場合(リーマンショックや東日本大震災、ギリシャショックなど)にはロスカットの水準を大きく超える可能性があります。そのケースには証拠金以上の損失が発生し、追証を払わなくてはいけません。

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ロスカットにおいて大切な証拠金維持率とは

先にも触れたとおり、ロスカットが発生し、追証を払うことが求められるタイミングは「証拠金維持率が規定の割合より低くなったとき」です。この証拠金維持率は、「保有ポジションにかかる必要証拠金の額に対する純資産額の割合」を表しています。証拠金維持率が高いほどレバレッジリスクは低くなります。

証拠金維持率を求める計算方法は以下のとおりです。

証拠金維持率(%)= 純資産÷必要証拠金×100%

よりわかりやすくするために、具体例を使って計算してみましょう。

【具体例】
条件①FX口座に10万円入金
条件②1ドル=100円
条件③100万円のポジションを想定

証拠金→100万円(ポジション)÷25倍(レバレッジ)=4万円(必要証拠金)
証拠金維持率→10万円(純資産)÷4万円(必要証拠金)×100=250%(証拠金維持率)

つまり、ケースにおいての証拠金維持率は250%です。この計算方法はとても大事なので

覚えておきましょう。

日本と海外で追証に関する規定は異なる

FX取引を考える上で外せない「追証」ですが、捉え方は日本と海外で大きく異なります。

端的にいえば、日本では「追証なし」は禁止、海外では採用されています。それぞれの理由や背景を確認していきましょう。

日本では「追証なし」は禁止されている

日本国内においては、FX業者が「追証なし(ゼロカット)」を定めることは金融商品取引法
によって禁止されています。

第三十八条の二 金融商品取引業者等は、その行う投資助言・代理業又は投資運用業に関して、次に掲げる行為をしてはならない。
二 顧客を勧誘するに際し、顧客に対して、損失の全部又は一部を補てんする旨を約束する行為(損失補塡等の禁止)
第三十九条 金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。
三 有価証券売買取引等につき、当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しく
は一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第
三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させる行為
引用:金融商品取引法

第三十八条の二に記載されている”補てん”は、追証なしに該当します。つまり、金曜商品取引法によって追証なしというシステムは正式に禁止されています。

海外FX業者は「追証なし」を採用

日本で禁止されている追証なし(ゼロカットシステム)ですが、海外FX業者においてはその限りではありません。海外FX業者ではこのシステムを採用しており、為替相場の急激な変動によりロスカットが間に合わずに損失が発生した場合でも、FX業者が損失分を負担してくれます。

海外FX業者がこのシステムを採用している理由は、ユーザーを多く集めてより大きな利益を上げるためだと言われています。ユーザーにメリットが多いシステムを運用することで、総取引量や流通量は大幅に増加することになります。相対的に、FX業者が得る手数料も増加し、さらなる利益拡大が見込まれます。

iForex、FXGT 、Axiory、is6comなど海外FX業者は軒並みこのシステムを運用しています。ハイレバレッジとの相性が抜群のため、ロスカットを避けて取引をしたいというユーザーは海外FX業者を使うことをおすすめします。

”追証なし”のメリットとデメリットとは

ここからは、追証なしのメリットとデメリットについて解説していきます。それぞれの内容をしっかりと掴み、取引に活かしていきましょう。

追証なしのメリット

追証なしの一番のメリットは、仮想通貨FXによって発生した損失を業者が補填してくれるという点です。ユーザー保護の観点から考えると、これは非常に大きなメリットです。追証というリスクが存在しないために、ユーザーは安心してFXトレードを進めることができます。

また、「追証なし」×ハイレバレッジの相性も非常にいいため、レバレッジ50倍や100倍へのチャレンジを積極的に行うこともできます。「海外FX業者を使って大きな利益を上げたい」と考えるユーザーにとってはうってつけの制度です。

追証なしのデメリット

追証なしにおいても、ユーザーが用意する証拠金については損失の範囲内となります。多額の証拠金であったとしても、失った分については当然マイナスとなるのでこの点には注意をしておきましょう

また、著しい相場の急変動において、業者・取引所が許容できない負債が発生した場合にはユーザーも支払いを求められる可能性がわずかにあります。追証なしが絶対のシステムではないという点にも目を向ける必要があります。

海外FXの追証まとめ

この記事では、海外FXの「追証なし」というシステムについて解説してきました。
まとめとして、以下の点を覚えておいてください。

追証についてのまとめ
  • 追証とは、取引によって損失が生じた場合に追加入金を求められること
  • 日本で「追証なし」は金融商品取引法によって禁止されている
  • 海外FX業者は「追証なし」を採用している
  • 「追証なし」はユーザー保護の観点において大きなメリットを誇る
  • 「追証なし」でも証拠金は保護されないので注意が必要

追証なしはユーザーにとって非常に大きなメリットのある制度です。興味のある方は、ハイレバレッジとの掛け合わせで海外FX業者の利用を検討してみるといいでしょう。大きなリターンを得られる可能性が充分にありますので、ぜひこの記事を何度も読み返してみてください。

ラプーン

追証がないのは海外FXだけなんだね!追加でお金を払う必要がないのは安心だ~
そうね!でもだからといってむやみやたらに多額の資金を使ってしまっては、大きな損失に繋がるかもしれないから注意が必要ね!

きらら

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